2005年02月28日

ルターは、そんなことしていない!

宗教改革の真実(講談社現代新書 1712)
永田諒一著

ルターが教会の扉に意見書を貼り出したことから始まったとされる、宗教改革。でも実は大司教に送っただけで、貼り出してはいないそうです。

そんな冒頭から始まって、活版印刷と宗教改革の関係は現代にも通じるメディア戦略ですし、宗派の違う人同士の婚姻、カトリックと宗教改革派(プロテスタント)が共用していた教会の話など、意外と知られていない中世のありのままの姿がどんどん明らかに。

『宗教改革の真実』なんてお堅いタイトルが付いていますが、中味は当時のヨーロッパ社会の三面記事的な内容で、目茶目茶面白い本です。

(2月27日読了)




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2005年02月21日

タイトルに惹かれて・・・

「おろかもの」の正義論(ちくま新書 509)
小林和之著


タイトルに惹かれて読み始めました。
神ならぬ凡愚な人間たる私たちにとって「正しさ」とは何なのかを、徹底して考える一冊です。
脳死・臓器移植、死刑、環境問題といった私たちが日頃目を逸らしがちな、生命そのものの価値についても、果敢に切り込んでゆきます。
私たちが無意識に是としている「人類の永続」をも疑ってみることで、見えてくる真理もあるのです。
倫理学って何かいかめしい印象がありますが、実は究極の思考ゲームなのです…と言うと本職の研究者に怒られますかね。

(2月20日読了)
ラベル:生命倫理
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 02:36| Comment(1) | TrackBack(1) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今頃ですが・・・

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
J.K.ローリング作


2004年9月1日の発売日に購入。上巻はすぐに読み終えたものの、上下セットで4,200円(税込)もする本を直ちに本棚の肥やしにするのは惜しいと思ったのか、下巻をしばらく封印しておりました。

復活した闇の魔法使いの手がついに魔法省に及び、ハリー達のホグワーツ校は査察官の監視下に置かれます。学校を自分たちの手に取り戻すための戦いが始まりますが、大切なあの人との悲しい別れが…。
ハリーが大きく成長する第5巻ですが、それ以上に気弱で落ちこぼれだった級友ネビルの成長が印象的でした。
何百万部も売れている怪物本。最後までちゃんと読んでる人は果たしてどのくらいでしょうか?

(2月19日読了)
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2005年02月01日

モノ好きの魂

福野礼一郎の宇宙 甲
福野礼一郎著

どんなにカッコ良く、ハイパワーで、電子制御デバイスで武装したクルマでも“物理の法則”を超えることは出来ない。それが自動車評論家・福野礼一郎氏の持論です。
腕時計、戦闘機、日本刀、モデルガン、田宮模型、ルイ・ヴィトン…優れた機械や道具は、物理の法則を味方にし、材質を見極めて作られています。少年時代から機械いじりが大好きだった彼の“三つ子の魂”が、行間から溢れています。
(1月30日読了)

posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学技術交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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