2005年04月29日

あなたは懐疑派?陰謀派?



帝都東京・地下の謎86

首都東京には知られざる広大な地下網が戦前から存在し、現在の地下鉄や駐車場もその遺構を利用して建設されている。それら地下網は戦時下の防空施設であり、実体は闇の彼方・・・それが秋庭俊著『帝都東京』シリーズの主旨です。
『地下の謎86』と『写真と地図で読む』は、地上の読者を東京の謎スポットへと誘う、一種のガイドブックです。
著者の主張に対し、近代都市東京に誰も知らない地下網なんてある筈が無いと真っ向否定する人もいるでしょう。あるいは土建屋国家の利権構造や軍国主義の亡霊を見る人もいるでしょう。
『写真と地図で読む』の巻末コラムで宮沢章夫が書いているように、日本が“普通の国”であるなら、首都には有事に備えて(非公開の)政府専用地下道や頑強なインフラが整備されていて当然であり、陰謀でも何でもないと私は考えます。



写真と地図で読む!帝都東京・地下の謎

(4月29日読了)


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

反日の現場を行く


連日報道される、中国での反日デモ。背景には日本の教科書採択問題と小泉首相の靖國神社参拝があるとされています。
周知の通り、井沢元彦氏はいわゆる自虐史観批判派の代表的人物であり、その立場を“偏っている”と言う人もいるでしょう。ただ、中国の反日行動の理由が日本の歴史教科書の内容にあるのなら、当の中国の歴史教育はどうなっているのかを問うことも必要です。
本書では中国の南京大虐殺記念館、韓国の独立門などの反日教育の拠点を実際に訪れます。そして中国で反日教育が強化されたのは実は最近(江沢民政権下)になってからであること、人民日報の記事で信用できるのはタイトル(人民日報)の四文字だけであることなどが明かされます。
また、四方を囲む海が異国の侵略を防いできた日本と違い、常に大陸勢力の脅威に晒されてきた朝鮮半島が、日本の侵略行為を強く非難するのは当然と言えば当然かもしれません。しかしながら反日教育が自由に歴史を論じること自体を阻んでいるのは、日韓双方にとって不幸なことです。
(4月24日読了)
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・民俗交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

♪ずいずいずっころば〜し

すべての美人は名探偵である
鯨 統一郎
光文社 (2004.12)
通常24時間以内に発送します。

邪馬台国○○県説を唱えた邪馬台国はどこですか?に登場する若き歴史学者・早乙女静香と 、九つの殺人メルヘン で童話にちなんだアリバイ崩しを披露する女子大生・桜川東子。二人の名探偵が古文書をめぐる殺人事件に遭遇します。
その古文書には徳川家の歴史をひっくり返す新事実が記されており、謎を解く鍵は童謡「ずいずいずっころばし」にあるという。
今回は一体どんな珍説が飛び出すのか・・・鯨統一郎の「偽史ワールド」を堪能できます。
(4月23日読了)
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 01:34| Comment(1) | TrackBack(1) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

皮肉屋さんたちのニッポン

嗤う日本の「ナショナリズム」
北田 暁大
日本放送出版協会 (2005.2)
通常24時間以内に発送します。
この本の主題は「ナショナリズム」ではなく「嗤う」にあります。“笑う”ではなく“嗤う”・・・皮肉を込めた冷笑。
60年代(〜70年代初頭)は連合赤軍、70年代は糸井重里、80年代は田中康夫、90年代はナンシー関を代表として、(主に若い世代の)日本人のアイロニカルな批評精神の推移を、70年代生まれの著者が分析します。
著者と同世代の私ですが、実はあとがきで綴られる彼のメディア体験を殆ど共有していないんですね。それとも私が皮肉屋さん?
(4月23日読了)

posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月17日

鉄は地球を救う!

鉄理論=地球と生命の奇跡
矢田 浩
講談社 (2005.3)
通常24時間以内に発送します。

posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

文学萌え。

文学の徴候
斎藤 環
文芸春秋 (2004.11)
通常2〜3日以内に発送します。

posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月10日

文壇って、これでいいのだ?!



パンク右翼を自称する福田和也と、古くさい私を自認する坪内祐三による迷タッグ、『文壇アウトローズ』の対談集。
本書の主張を、それこそ乱暴に要約すれば「文士たる者、無頼たれ」…かな?
暴論とタイトルが付いていますが、言っていることは意外とマトモ…と言いますか、文壇という異世界の「常識」は、世間一般の「良識」とは違いますので、これでいいのだ?
対談シーンは毎回毎回、庶民とは無縁の美食に大量の酒。そればかりが印象に残ってしまう一冊です。
文芸書が売れないと言われて久しい今日ですが、文壇に不況という語彙は無いのでしょうか。

(4月9日読了)
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

750年前の殺人事件に挑む!



『ハサミ男』で鮮烈なデビューを飾った、殊能将之。以降は主に、ヘッポコ探偵・石動戯作を中心とした、おバカなようで先鋭的なミステリ作品を生み出しています。
本書『キマイラの新しい城』も、中世の古城を移築したテーマパークの社長が、750年前の城主の霊(?)に取り憑かれてしまうという、奇妙奇天烈な事件をめぐる物語です。
中世の魔法使いに扮した石動探偵になりきって、脱力しながら読みましょう!

(4月1日読了)
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。