2005年06月20日

一国一城の主

家を建てることを普請と言いますが、城作りにおいて“普請”とは堀や石垣を築く土木工事のことで、天守(天守閣は俗称)や御殿などの建築工事は“作事”と呼びます。また、城の基本設計を縄張といって、これを誤ると見掛けは立派でも実戦には向きません。城下町の整備は現代の都市計画にも通じます。城普請は奥が深いのです。

美しい図版や写真を見ているだけでも十分に楽しめる一冊です。一国一城の主になった気分で、自分の理想の城を思い描きましょう。ちなみに著者によると、戦国一の城作り名人は藤堂高虎。理由は・・・読んでみてください。

日本建築の華・城ですが、当時のまま現存しているものは僅かであり、名古屋城や広島城のように太平洋戦争の空襲で失われた名城も少なくありません。非常に残念なことです。

(6月19日読了)


 




posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 21:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 歴史・民俗交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

輝け!六連星

昔は嫌いでした。ヘンテコなPCDのホイールを履いた不恰好なスバル(富士重工)車が。
しかし今やレガシィは、BMW3シリーズやアウディA4に比肩しうるプレミアムサルーンに成長したと思います。

スバルを支える職人たち
清水 和夫 / 柴田 充




本書の冒頭にもあるように、車種ごとに固定ファンのいる国産車(例;トヨタのハチロク、日産のGT-R、マツダのロータリー搭載車など)は数あれど、メーカーそのものに熱烈な支持者(スバリスト)がいるスバル車は稀有な存在です。
スバルの職人と言えば、スバル360を生んだ人たちがまず思い浮かびますが、本書の主人公は“てんとう虫”ではありません。国産初のFF車スバル1000、いわばレガシィのご先祖様です。水平対向エンジンやAWD(四輪駆動システム)といった独特の技術が、なぜスバルのアイデンティティとなったのか、職人たちの生の声をお聞きください。

(6月18日読了)

posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 20:17| Comment(0) | TrackBack(1) | 科学技術交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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