2005年07月18日

どうして豊かになれないの・・・


世界第二位の経済大国なのに、豊かさが実感できない我が国。
“産廃Gメン”として不法投棄と闘ってきた著者が、大量廃棄社会ニッポンの豊かさの欺瞞に挑みます。

そのトリックは、スクラップ&ビルドの繰り返しで、フローであるGDPの数字だけが大きいこと。資産価値の無い耐用年数の短い住宅を建て替え続け、残るは住宅ローンだけ。要するに自転車操業ってことですね。だから将来の人口減少社会に怯えるのです。
少子高齢社会を迎えるには、高回転の使い捨て経済で見せかけの数字を稼ぐのではなく、豊かなストックが蓄積される経済へのシフトが求められます。ストックとは永く住める住宅であり、歴史や自然であり、人とコミュニティであります(将来は極東の神秘的な元・経済大国として観光立国で生き残れってことかな?)。

この本に敢えて難クセをつけるなら、著者(千葉県庁勤務)が地方分権を過大に評価していないか…ということですかね。地縁血縁の強い地方こそ、中央政界以上に汚職や談合の巣窟かもしれないのに。

(7月18日読了)

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posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 23:18| Comment(5) | TrackBack(1) | 政治・経済交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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