2005年08月16日

ウラ日本史

南朝全史
森茂暁著
京極夏彦の狂骨の夢に、後南朝というものが出てきます。
学校で習う1392年の足利義満による南北朝統一後も、実は南朝は一定の勢力を保っており、それを後南朝と呼ぶそうなのです。
そこで手に取ったのが森茂暁闇の歴史、後南朝でした。同じ著者による南朝通史が本書です。
南北朝の起源は、鎌倉時代の後深草・亀山の兄弟天皇に遡ります。室町幕府が支持する北朝に対し、常に劣勢で見るべきものがないと思われていた南朝ですが、実は本格政権だったことが明らかになってきました。
熊沢天皇など戦後現れた自称天皇たちは、みな南朝の末裔であると称してきました。南朝の歴史こそ、まさしくウラ日本史であります。


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・民俗交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウヨク・サヨクを超えて

言論統制列島
鈴木邦男著 / 斎藤貴男著 / 森達也著

鈴木邦男は、おなじみ民族派新右翼。斎藤貴男は自分の立場は昔から一貫しているのに、いつの間にか周囲に取り残されてサヨク扱い。森達也はオウム真理教(現アーレフ)のドキュメンタリー映画を撮って以来、未だにオウム幹部と間違えられる。
世間との軋轢を恐れず、常に本音で語ってきた三人の、言論統制なき鼎談であります。
タイトル通り、監視カメラ社会、NHKの番組改変圧力疑惑など、国家と管理の問題をタブーなく論じます。特に斎藤貴男の言っていることが真実ならば、我々は恐ろしい社会に住んでいることになります。
本当に、こんなこと書いていいんでしょうか?
この3人に宮崎学が加わったら、さらに過激な本になりそう…
(8月13日読了)


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 01:11| Comment(5) | TrackBack(0) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お祭りワッショイ!

ワールドカップサッカーの盛り上がり、インターネット上でのイラク人質・北朝鮮拉致被害者家族へのバッシング。これらは若者の右傾化でも、ナショナリズムの台頭でもありません。連帯を求める現代人による、瞬間的な『お祭り』だったのです。
『お祭りの時代』もたらした要因として、フリーター・ニート等の若年労働問題、セキュリティ希求がもたらす監視社会化、若者の連帯ツール“ケータイ”を著者は論じます。
企業の雇用抑制による若者の就職難は、既得権益を有した年長世代による若年世代への“たかり”であり、親の経済力に頼る若者とともに“たかりあっている”とする著者の労働観は秀逸です。(8月12日読了)
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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