2007年07月29日

いる?いらない?参議院

今日(7月29日)は第21回参議院議員選挙の投票日です。
消えた年金問題に、相次ぐ閣僚の失言と事務所費用疑惑。与党にとっては、かつてない逆風のなかの選挙戦となっています。参院選での勝敗は直接政権交代へと結びつきませんから、与党支持者も安心して「お灸をすえる」ことができるのも大きいかもしれません。

日本の国会は、衆議院参議院の二院制です。
衆議院と参議院で異なる議決となった場合、衆議院の議決が優越するため「衆議院のカーボンコピー」と揶揄されることも多い参議院。さらに今回の選挙では、2005年のいわゆる「郵政解散」で涙を呑んだ元衆議院議員たちが何人も出馬し、衆院選の敗者復活戦の様相を呈しています。
こんな参議院でいいのでしょうか?


参議院なんかいらない

『参議院なんかいらない』という衝撃的な本を書いたのは、参議院の天皇とまで呼ばれた村上正邦、小沢一郎の知恵袋・平野貞夫、共産党の論客・筆坂秀世の、いずれも元参議院議員の三氏。
ただし本書の主旨は「こんな参議院はいらない」であって、参議院無用論ではありません!
政治改革の本丸は、参議院の大改革なのです。

郵政解散は、参議院を「殺し」ました。
参議院で否決された法案は、両院議員協議会にかけるか衆議院に差し戻されます。しかし小泉純一郎首相(当時)は郵政民営化法案が参議院で否決されると、衆議院を解散するという憲法無視の暴挙に出ます。
解散総選挙で自民党が圧勝し、ふたたび郵政民営化法案が参議院に送られると、法案を否決した自民党参議院議員たちは、次の選挙での公認欲しさに賛成に寝返りました。
参議院は二度死んだのです。

衆議院の数の政治に対し、理の政治・良識の府と呼ばれる参議院。
任期6年・解散のない参議院は、党利党略を離れ政局に左右されずに国の未来を論じる場でなくてはなりません。つまり政党名で選ぶ比例代表制は、参議院にふさわしくない選挙制度です。本書では参議院議員を地方代表として各都道府県から二名選出(人口比例ではない)し、全国区もしくはブロックで50人ほど選出する選挙制度を提案しています。
そして3年おきの半数改選の廃止。3年おきの選挙だからこそ、参院選が政局になってしまいます。6年ごとに一括改選することで議員は長期的視野をもち、憲法や教育といった国家の根幹に関わる問題を審議することができるのです。ただし、これには憲法改正が必要となります。
日本国憲法第46条
参議院議員の任期は、六年とし、三年ごとに議員の半数を改選する。

ほかにも内閣総理大臣を指名しない、大臣には就任しない、決算審議を参議院の独自権限とするなどの参議院改革案を提案しています。
憲法オンブズマンの設置は、現行憲法下でもできる大改革です。憲法を無視し人間を軽視した世の中の動きに、参議院が警鐘を鳴らすのです。これは行政や司法機関のみならず、一般企業・マスコミの暴走に対しても向けられます。
マスコミといえば選挙のたびに行われる出口調査、あれって憲法違反じゃないですか?!
日本国憲法第15条第4項
すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。

(7月29日読了)


管理人のひとりごと


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(2) | 政治・経済交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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