2008年06月09日

王山古墳群と舟津神社

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古墳と聞いて興奮するわけではありませんが(笑)、2008年6月8日、福井県鯖江市の王山古墳群の整備工事完成を記念した講演を拝聴いたしました。

王山古墳群は鯖江市を代表する史跡で、弥生時代中期から古墳時代中期(1〜5世紀)にかけての墳墓が54基確認されています。とりわけ弥生時代の方形周溝墓が発掘調査された先駆的な事例であり、保存状態も良いことから昭和42年に国の史跡に指定されました。
王山古墳群のある丘陵地の麓には、北陸地方随一の古社である舟津神社があります。舟津神社の祭神は大彦命。第8代孝元天皇の皇子で、第10代崇神天皇の時代に大和朝廷が全国を平定すべく派遣した、四道将軍の一人です。阿倍氏の祖である大彦命を、メスリ山古墳(奈良県桜井市)の被葬者だとする説もあるようです。

舟津神社の宮司でもある橋本政宣・東京大学名誉教授が「古墳と神社」と題して講演。そして昭和40年の発掘調査に携わった椙山林継・國學院大學神道文化学部教授が、当時の貴重な記録を写真を交えて紹介しました。
最後に両氏が、歴史遺産の保存と活用について討議。
椙山氏が「研究者がいくら学術的価値を訴えても歴史遺産は保存されない。保存は地域の住民次第である。地域住民が遺跡の存在を知り、そこを訪れることが何よりも大切だ」と訴えたのが印象的でした。
それを受けて橋本氏は「学校教育は教室のなかだけでなく、もっと野外に出て自然や史跡と触れ合うべき」と述べました。

というわけで、私も身近に残る歴史遺産を全国に発信いたします。
王山古墳群と舟津神社の写真は不純文學交遊界にUPしました。
不純文學交遊館 王山古墳群・舟津神社

古墳と一体化した神社は、実は全国に少なからずあります。
講演では触れられませんでしたが、宇佐神宮(大分県宇佐市)も古墳の上に建っているそうです。これが卑弥呼の墓だという論者もいます。
【不純文學交遊録・過去記事】
邪馬台国は、ここにある。

今回の講演、残念ながら質問タイムは無し。


ラベル:古墳
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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