2009年10月13日

テポドンは落とせるか?

10月9日、核なき世界を目指すアメリカのバラク・オバマ大統領が、ノーベル平和賞に選ばれました。
前任のジョージ・W・ブッシュ大統領と違い、リベラル派と目されるオバマ大統領ですが、決して日本でいうところのハト派・平和主義者ではありません。正義のための戦争は躊躇せず、軍を増強することを明言しています。
核兵器の廃絶について、核に代わる新兵器を開発したのではないか、財政難で核兵器を維持できなくなったのではないかと、疑ってみるのが常識ある態度でしょう。



自衛隊はどこまで強いのか
田母神俊雄 潮匡人 著

世界情勢を知るうえで、軍事は避けて通れません。
自衛隊の実力、日米同盟の実態など、航空幕僚長だった田母神俊雄氏に、評論家の潮匡人氏が問います。
例えば、PAC-3は本当にテポドンを落とせるのでしょうか?
二人とも航空自衛隊出身なので、内容が空軍力に偏っているのは否めませんが…

そもそも日米同盟とは、おかしな関係です。
アメリカを直撃する弾道ミサイルが発射されても、集団的自衛権は行使できないとする政府見解のせいで、日本は迎撃することができません。アメリカの核の傘に依存しながら、非核三原則のせいで、アメリカの核を日本の領海内へ持ち込むことはできません。同盟国を見殺しにする自衛隊、アメリカ国民が知ったらどう思うでしょう。
核武装に関する議論すら許されない日本の風潮は、とても民主主義国家とは思えません。NPT(核拡散防止条約)に加盟している日本が、独自に核武装をすることは困難ですが、NATO(北大西洋条約機構)諸国が採用しているニュークリア・シェアリング(アメリカとの核分担)は、現実的な防衛政策です。

村山談話を否定した田母神論文は、文民統制に反するとして、田母神氏は航空幕僚長の職を解かれました。しかし戦争を始めるのは、むしろ文民です。軍の上層部は、戦争をしたがりません。部下を死地に追いやることを厭わない将官などいないのです。イラク戦争を始めたのはブッシュ大統領ですが、軍人出身のコリン・パウエル国務長官は、最後まで開戦に反対でした。
一番の問題は、田母神事件が起きてしまう、防衛をめぐる議論の硬直性・閉鎖性ではないでしょうか。

私は「日本は侵略国家ではない」とする、田母神氏の歴史認識に同意しているわけではありません。いかなる理由であれ、他国の領土への軍事的介入はすべて侵略だとするのが、平和主義者(?)である私の歴史観ですから。
竹島を武力支配している大韓民国は、もちろん侵略国家です!

(10月12日読了)

【不純文學交遊録・過去記事】
日本は核武装せよ
日本は核武装せよU
当たり前の話…日本は核武装せよV


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 22:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 政治・経済交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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