2010年01月02日

新春初読み

新年の初読みは、切れ味鋭いミステリを…
そう思って選んだのが、歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』でございます。



密室殺人ゲーム2.0

インターネットのチャットに集う5人が、交替で不可能犯罪のトリックを出題し、繰り広げられる推理合戦。ただし、このゲームは出題者が殺人を実行して、残る4人がそのトリックを解き明かすという特異なものです。
出題者は犯行現場の写真を披露してヒントを提供するとともに、自らが殺人を実行したことを誇示します。
解答者は現場を訪問したり、警察官やジャーナリストだと偽って関係者に取材するなどして、推理を展開します。そして連日チャットに出没するのです。
いずれにしろ、彼らのような自称・高等遊民(=超ヒマな人)にしか出来ません(笑)

犯行の動機は怨恨でも金目当てでもなく、かといって異常な性癖を満たすための快楽殺人でもない。文字通り、ゲームを成り立たせるためだけの殺人。そのうえ残虐描写もあり。
現実にはありえない設定だと解っていながら、こういう本を読んで楽しんでしまうことに対する罪悪感もまた格別。
できれば人が死なないで、なおかつ切れ味の鋭いミステリを読みたい…

(1月1日読了)★★★★★


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posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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