2010年03月22日

サイエンスがいっぱい

奇妙なタイトルに、漫画チックな表紙(イラストはとり・みき)。
ちょっと手に取るのをためらわせる装丁ですが、内容紹介にあった「日本国憲法の過激な運用法」に興味を引かれて読んでみました。



サはサイエンスのサ

本書の元になったのは、雑誌『SFマガジン』に連載されている鹿野司のサイエンス・エッセイです。
「カラダを変えるサイエンス」「ココロを変えるサイエンス」「セカイを変えるサイエンス」「ミライを変えるサイエンス」の4章構成。
各章はさらに細かく分かれていますが、全く別のテーマを扱っていながら、つながっているように読めるのが本書の面白さ。
第1章の「カラダを変えるサイエンス」は、クローン人間から始まって、最後は新型インフルエンザの話題に。
第2章「ココロを変えるサイエンス」では、風の谷のナウシカと新世紀エヴァンゲリオンについて論じていたのが、宗教の起源やチンパンジーの知性へと展開していきます。

薀蓄満載のサイエンス漫談を楽しみながら、科学的な思考で世の中を見つめ直すことができます。クローン技術批判に対する疑問や、環境問題が倫理問題にすりかわっているという指摘には、大いに賛同。
ただ、期待していた「日本国憲法の過激な運用法」は、別にどうってことのない内容でした…

(3月21日読了)★★★★


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 20:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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