2010年10月12日

妖怪は今も生きている?

水木しげる・武良布枝夫妻の半生を描いたNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』は、過去最低の視聴率でスタートしたものの、その後は右肩上がりに推移し、終わってみれば民放局が採り上げるまでのヒット作となりました。
水木しげると言えば、やはり『ゲゲゲの鬼太郎』ですね。

図解日本全国おもしろ妖怪列伝

図解日本全国おもしろ妖怪列伝

価格:1,575円(税込、送料別)



…というわけで、妖怪本。
手に取った理由は、短時間で軽く読めそうだから(笑)

本書は日本の代表的な61種類の妖怪を、鳥山石燕や竹本春泉の絵画とともに紹介し、それぞれの妖怪に関する薀蓄がコンパクトにまとめられています。ただし、なかには結構似たようなタイプの妖怪も多いです。山男と山童、山姫と山姥とか。
古文書に著された妖怪談義に加えて、近代以降(平成に入ってからも!)の妖怪目撃談も数多く記されています。特に一反木綿の目撃例は多いようで…まるでスカイフィッシュですね(笑)
しかし真偽の検証はなされておらず、あまりにも三流ゴシップ的な書き方が残念。昔からの言い伝えのなかの妖怪と現代の実話怪談(?)とは、分けて欲しいものです。
水木しげるの次女は、修学旅行先の旅館で目目連を見たそうです。この話は『ゲゲゲの女房』でも放送されました。

妖怪には人間の姿をしたもの、動物が変化したもの、古道具に魂が宿った付喪神などがあります。
一反木綿を付喪神の一種だとする水木しげるに対し、木綿がそんなに長く使われるはずはないので疑問だとして、大先生に反論している部分が最も印象的でした。

(10月11日読了)★★★

【不純文学交遊録・過去記事】
妖怪の正体とは
妖怪は境界に棲む


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史・民俗交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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