2011年03月21日

中東危機は終わらない

国内観測史上最大のMw9.0を記録した東北地方太平洋沖地震から10日が経過。福島第一原子力発電所の状況とともに気がかりなのが、内戦が続くリビア情勢です。
3月19日、国連安保理決議に基いて多国籍軍が「オデッセイの夜明け」作戦を開始しました。まずフランスの戦闘機がリビア政府軍の車両を破壊、アメリカ・イギリスは艦船から巡航ミサイル「トマホーク」112発を撃ち込みました。

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チュニジアで起こった民主化運動(ジャスミン革命)の波は、鉄壁を誇った中東諸国の長期独裁政権に衝撃を与えました。中東の雄を自認するエジプトでは、30年もの長期政権を維持してきたムバラク大統領が退陣。そして40年以上も最高指導者として君臨し続けるカダフィ大佐のリビアでも、反政府運動が激化しています。
世界を民主主義で覆うことを是とする欧米諸国は、中東諸国の反政府運動を弾圧することはしませんが、新しく生まれた政権が親欧米路線を採るとは限りません。

アメリカはなぜ中東で戦争を仕掛けるのか。本書は戦争経済で潤うアメリカの軍産複合体と、それを支えるイスラエル・ロビーの動向を分析しています。
著者・宮田律は、東西冷戦下で対米追随路線に異を唱えた石橋湛山を評価し、アメリカに対して主張できない現代の政治家を批判します。
ポツダム宣言受諾後に北方領土を占領したロシア(旧ソ連)、竹島を実効支配する韓国、秘密裏に核兵器開発を進める北朝鮮、そして尖閣諸島の領有を不当に主張する中国。これら周辺国を批判しながら対米追随を止めろと主張するのは、日本は自主防衛せよという論理につながるかと思うのですが、そこまで突っ込んだ議論はありませんでした。

(3月7日読了)

【不純文学交遊録・過去記事】
ドバイはヤバイ?
よ〜く考えよう、石油は大事だよ♪


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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