2012年04月30日

ストラスブール美術館展

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4月30日、福井県立美術館で開催中のストラスブール美術館展を鑑賞しました。
ストラスブール(Strasbourg)は、その語感から想像されるように、ドイツとの国境に近いフランス北東部のアルザス地方に位置し、数多くの博物館・美術館を擁する文化都市です。
象徴主義、印象派、キュビスムなど、1998年に開館したストラスブール近・現代美術館の所蔵品83点を展示。さらに福井展では、小野光太郎さん(BBSアルミホイールで知られる小野グループ代表)のコレクションが加わりました。
こんな人どこかに居そうと思わせる写実的な肖像画から、目を凝らしても一体なにを描いたのか分からない抽象画まで、西洋近現代美術100年の歩みを体感することができます。
11時からは芹川貞夫館長によるギャラリートーク。近代美術とは何かという定義から始まって、主な展示作品と作者のプロフィールを紹介しました。

ラファエル前派のロセッティに始まり、ゴーギャン、ピカソ、マグリットといった近代美術史を飾る巨匠たちの作品を間近で見ることが出来るのは、地方都市では貴重な機会。大変満足いたしました。
ただ、福井県立美術館の特別展示室は、一度出てしまったら再入場不可。入場券に日付スタンプを捺して、当日に限り再入場できるようにして欲しいと思います。
福井県立美術館ストラスブール美術館展


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月08日

若狭の春に舞う

若狭地方には「王の舞」と呼ばれる民俗芸能が伝わっています。

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毎年4月8日に宇波西神社(福井県若狭町気山)で奉納される王の舞を拝観しました。
宇波西と書いて「うわせ」と読みます(近くに上瀬という地名があります)。
神武天皇の父、鵜草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)を祀る神社です。
今年は日曜日で、好天に恵まれたとあって、境内は大勢の観衆で賑いました。
デジカメを携えてレポートを書いている小学生の姿も。

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午後0時半頃、笛と太鼓のお囃子に乗って舞人が登場。
鳳凰の冠を戴き、鼻高面に緋色の装束。矛を掲げながら境内を三周します。
舞人は、四つの集落から交代で出します。近年は過疎化により、ひとつの集落は舞人を出せなくなってしまいました。
何百年にも渡って受け継がれていく間に、舞人の仕草やお囃子の調子が集落ごとに多少異なってきているそうですが、それもまた伝統。

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王の舞は、地域ごとに特色があります。
宇波西神社には、舞人を転ばせると豊作になるという言い伝えがあり、樫の棒を持った裃姿の男たちが舞人を守っています。この日は、背後から隙を突いた氏子に、舞人が抱え上げられる場面が何度か見られました。
観衆が静かに見守る彌美神社(福井県美浜町宮代)の王の舞と違い、こちらはかなり荒っぽいお祭りです。

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最後は拝殿の前で矛をお稚児さんに渡し、素手で舞います。
これは弥美神社の王の舞にも、共通する作法です。
その後、獅子舞、田楽、こども神輿が奉納されました。
「豊年じゃ〜大漁じゃ〜♪」
4月から5月にかけて、若狭各地で見られる王の舞。北陸に春の訪れを告げます。
ラベル:王の舞
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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