2012年05月03日

おのまいさんに魅せられて

福井県美浜町宮代の彌美神社で、毎年5月1日の例大祭で奉納される「王の舞」。
地元の方は「おのまいさん」と呼ぶそうです。

弥美(みみ)神社の祭神は、第9代開化天皇の孫で、若狭耳別の祖とされる室毘古王。大宝2年(702年)に創建された歴史ある神社です。この辺りはかつて耳村という地名で、近くには耳川が流れています。

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若狭地方には16箇所の神社に王の舞が伝わっており、衣装や舞い方がそれぞれ異なります。弥美神社の舞人は、ゴージャスな鳳凰の冠に天狗のような鼻高面、そして鮮やかな緋の衣。若狭が「民俗文化の宝庫」であることを実感しました。

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屈んだ姿勢から、周りながら立ち上がり、鉾を高々と掲げて上体を反らす。ゆったりとした速度ですが、動きが大きく時間も長い(4〜50分)ので、舞人は大変です。お稚児さんに鉾を渡すと、ふたたび素手になって舞い始めます。

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優雅な王の舞が終わると、最後は一転して激しい獅子舞。縦横無尽に暴れまわる獅子を裃姿の男たちが取り押さえようとしますが、なかなか捕まりません。観衆からは「まだまだ!」と声が掛かり、男衆が派手に転ぶと、境内は拍手と歓声に包まれました。

数年ぶりに訪れた弥美神社。参道の前には、巨大なコンクリートの橋脚がずらりと立ち並んでいました。舞鶴若狭自動車道が開通するとアクセスは便利になりますが、隠れ里のような雰囲気がどうなるのか気がかりでもあります。

彌美神社の王の舞(王の舞保存会)



ラベル:王の舞
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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