2005年05月15日

これぞ、21世紀の教科書!

DNA 上
青木 薫 / Watson James Dewey / Berry Andrew
DNA 下
青木 薫 / Watson James Dewey / Berry Andrew


ブリューゲルの絵画『穀物の収穫』に描かれた小麦は、人の背丈ほどもあります。現在の小麦は品種改良の結果、丈が半分になり、茎を伸ばすことにエネルギーを費やす必要が無いため、種子は大きく栄養価も高くなりました。(口絵より)

ジェームス・ワトソンはDNAの二重らせん構造を発見した、言わずと知れたノーベル賞受賞者です。本書は二重らせん発見50周年を記念して企画されました。
遺伝学の歴史と優生学、二重らせん発見に至るドラマ、バイオビジネスとヒトゲノム計画、DNA鑑定や遺伝子治療の最前線、さらには人間の能力を決めるのは遺伝か環境かという永年の課題まで。生命・遺伝子に関するありとあらゆる知見を網羅した、まさしく21世紀に生きる私たち必読の教科書です。

常に分子生物学の最先端を走ってきたワトソンですが、決して“イケイケドンドン”派ではありません。遺伝子治療推進派ですが倫理問題には慎重であり、ヒトゲノム計画における安易な特許申請も批判しています。

(5月15日読了)
遺伝子組み換え作物について。本書を読んで、すべての生命に害をなす殺虫剤や除草剤を浴びた作物よりは、害虫に耐性を持った遺伝子組み替え作物を食べた方が安全かもしれないと考えるようになりました。


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 21:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 自然科学交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは、おもしろそうです。図書館で探してみます。
Posted by パイポ at 2005年06月10日 20:14
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