2005年09月19日

♪昔、昔、浦島は〜♪

神話やおとぎ話はたとえ荒唐無稽であっても、そこには何らかの史実が残されています。
最もメジャーなおとぎ話のひとつである、浦島太郎。亀の背中に乗って海の向こうの竜宮城へと旅立ち、持ち帰った玉手箱を開けてみればあっという間におじいさん…と、荒唐無稽さでも群を抜いています。

浦島太郎のルーツを辿る旅は、浦島伝説を収めた『丹後国風土記』の舞台、京都府丹後半島から始まります。
太郎を乗せたカメの種類を推理し、竜宮城のモデルを求めて中国へ渡り、玉手箱の正体を探るために日本全国の浦島伝説の地を旅します。
浦島太郎ゆかりの地は南国沖縄県から、なんと長野県の山奥にまであるのです。
旅の果てに見えてきた、古代日本人と海の物語。昔話は奥が深い!!
(9月19日読了)




posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 20:51| Comment(7) | TrackBack(0) | 歴史・民俗交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私はこの本を読んだことありませんが、民俗学には興味津々です。
前に七福神について調べたことがあります。七福神は宝船に乗って海からやって来ます。あと恵比寿は漁業と商売の神様です。恵比寿は蛭子とも書きます。イザナミとイザナキの子で、生まれてすぐ船に乗せらえて海に捨てられます。
ところで、昔話の伝播は本当にすごいです。例えばシンデレラは、元は中国のお話だったのです。
それは『南方熊楠随筆集』(筑摩書房)の中の「西暦九世紀の支那書に載せたるシンダレラ物語(異れる民族間に存する類似古話の比較研究」に書いてあります。
Posted by オオクボタケヒト at 2005年09月21日 00:59
オオクボ様のおっしゃるとおり、昔話のルーツを辿ると、思いがけない真実が浮かび上がってきます。
為政者側が記した歴史書である「正史」からこぼれ落ちた(あえて黙殺した?)部分が、昔話や民間伝承に残されていることに、私は一番の面白さを感じます。
平安時代の書物『口遊』に記された「雲太・和二・京三」のフレーズ通り、出雲大社から巨大な柱が発掘されたのは大きなニュースでした。鬼退治の物語が産鉄民の征服の歴史だったのは、もう定説ですね。
鬼退治といえば桃太郎ですが、前田晴人『桃太郎と邪馬台国』(講談社現代新書)は、邪馬台国のライバルであった狗奴国を吉備であるとの説を展開していて、面白かったです。
Posted by 管理人 at 2005年09月23日 19:38
 日本は正史だけでなく、偽史も多いです。と学会の『トンデモ本ハンター・シリーズ』に多く紹介されています。

 あと正史の問題では、私は聖徳太子の問題を何年も追っています。聖徳太子について書かれた本はたくさんあって、みんな個性的です。一番最高なのは漫画、山岸涼子の『日出る処の天子』です。
あと安彦良和の漫画で古代ものがあったと思うのですが、忘れました。この人の漫画も面白いです。
Posted by オオクボタケヒト at 2005年09月23日 21:39
聖徳太子といえば、かつてはお札の代名詞であり、古代史で最もメジャーな人物であるにも関わらず、謎が多いですね。
聖徳太子は架空の人物である、と言う人までいますし。(最近では谷沢永一『聖徳太子はいなかった』新潮新書)
厩戸皇子は実在したけれども、蘇我氏を抹殺した藤原氏が、蘇我氏の業績をも全て厩戸皇子の業績に上乗せして、偉大な皇子=聖徳太子に祭り上げた・・・なんて説も読んだことがあります。

オオクボ様。新説を打ち立てられましたら、是非お知らせください!
Posted by 管理人 at 2005年09月26日 13:03
残念ですが期待に応えられません。
(><)
なぜなら、アマゾンで「聖徳太子」で検索すると、みんな個性的すぎる本が続出するからです。
ただ自分が読んだ中で気になった本をあげると、梅原猛『隠された十字架(法隆寺論)』です。
法隆寺は、聖徳太子一族を鎮魂するための墓だというのです。
これが菅原道真の場合と同じです。
関係ないですが、岡野玲子の漫画『陰陽師』に出てくる菅原道真の幽霊はカッコイイです。

あと聖徳太子の別名はウマヤドノオウジですが、これはイエス・キリスト伝説の影響だというのです。この可能性はかなりあるのでないでしょうか?
Posted by オオクボタケヒト at 2005年09月27日 00:29
こんにちは〜!宮ざき貴仁先生の生徒で〜す(^0^)先生は高橋さんの事をよく話してくれます(^!^)お返事待ってます♪
Posted by りいな&よっしー at 2006年03月21日 11:15
りいな&よっしー様
残念ながら宮崎先生を存じ上げませんが、『探検家・高橋大輔のブログ』にコメントされている方でしょうか?
おとぎ話には、意外な歴史の真実が埋もれていることがあります。
例えば有名な『竹取物語』には、時の権力者・藤原氏への批判が込められているとの説があります。作者は、古今和歌集の選者として知られる紀貫之だとか。
今後とも宜しくお願いします。
Posted by 管理人 at 2006年03月21日 22:22
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