2005年11月23日

トーキョー・ダイビング

地球の気候は、寒冷化と温暖化を繰り返しています。氷河期は今よりも海面が低く、日本列島は大陸と地続きでした。縄文時代の日本は今よりも温暖で、東京の低地は海の底だったのです(縄文海進)。

アースダイバー
中沢 新一著


アースダイバーとは、水中深く潜った水鳥が持ち帰った泥が陸地のもとになったいう、ネイティヴ・アメリカンの創世神話です。現代のアースダイバー・中沢新一は、アスファルトに覆われた東京の地下に眠る、縄文時代の海岸線へ潜ります。
坂の多い都市、東京。坂を上った高台は、縄文時代には海へ突き出した岬で、そこは死者を埋葬する聖地であり、現在も神社や寺となっています。坂を下りたところは、当時は入り江でした。
世界に冠たる文明都市ながら、至るところに縄文の野生の息づかいが聞こえる、異形の都市・東京。中沢は、東京の成り立ちの物語を通して、資本主義経済という現代の神話を語ります。
語りは、騙りなり。彼の本職は学者ではなく、シャーマンなのかもしれません(良い意味で!)。
(11月23日読了)
最終章では、東京の森・皇居におわします、天皇の未来を語ります。
単なる東京のウラ観光マップにとどまらない、面白い本です。


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 21:26| Comment(6) | TrackBack(1) | 歴史・民俗交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
荒俣宏の『帝都物語』を連想しますね。
中沢氏とは一度も面識がありませんが、私の近くの大学の教授です。
最近、別の方のブログで中沢新一について語ったばかりです。
私は中学の時にニューアカの洗礼を受けて、今もその影響下にいますので、ドゥルーズやレヴィ・ストロースという名前を見るだけで、ときめきます。
Posted by オオクボ at 2005年11月24日 23:15
オオクボ様
いろんなblogに神出鬼没ですね!
私は中学時代、古史古伝やら超古代文明なんかの、トンデモ本を結構読んでいた記憶があります。
今となっては恥ずかしい・・・(笑)

中沢さんは、いまは中央大ですよね。
Posted by 管理人 at 2005年11月27日 19:37
miya11さんのところによく来られるkazagurumaさんのブログに、中沢新一の絵画論について書きました。

http://blogs.dion.ne.jp/kazaguruma/archives/2296561.html#comments

私は「と学会」の本がとても好きです。
とても勉強になりましたので、世界中の人にすすめたいです。
トンデモ本は楽しむためにあるのです。
Posted by オオクボ at 2005年11月27日 23:53
山形浩生のbk1の連載書評がアップされていました。

http://cruel.org/bk1column.html
Posted by おおくぼ at 2005年12月03日 00:35
オオクボ様、遅くなってすみません。
久しぶりにblogを開きました。

トンデモ本を楽しめる余裕がないと、トンデモ学説に対する免疫は養えませんね。

また、定説を一旦疑ってみて、新説や異説と比較検討することで、改めて定説を理解することができると思います。オオクボ様の、地球環境問題に対する態度がまさにそうですね。
Posted by 管理人 at 2005年12月05日 18:33
その通りです。私は「二酸化炭素による地球温暖化」説や「フロンガスによるオゾンホール」説を楽しんでるのです、不謹慎ですけど。
(f^^;)
でも、私の批判は素朴なものです。
「二酸化炭素原因」説に対しては「本当に大気中に0.02%〜0.03%しかない気体に、地球の気温を変える力があるの?」「金星とは濃度も、気圧も全然違うのに?」というところが出発点です。
Posted by おおくぼ at 2005年12月06日 01:50
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