2006年10月01日

ダーウィンが来た!

生命の神秘に魅せられる人なら興味をもたずにいられない人物、進化論の提唱者チャールズ・ダーウィン



新書ながら、鮮やかなカラー写真の表紙が目を引きます。
ダーウィンの生涯をたどる旅、案内人は生物学者の長谷川眞理子です。
19世紀のイギリス。ダーウィンの生家は、イギリス上流社会のなかでも裕福でした。
ダーウィンは、生家の財産で一生働かずに研究を続けることができるか計算していました。
研究には自由な時間も必要。ダーウィンは結婚すべきか否か、その利点と欠点を書き連ねた表を作っていたそうです。
ちなみにダーウィンの妻・エマは、あのショパンから直接ピアノのレッスンを受けていました。
19世紀イギリス貴族の、優雅な生活が伝わってきます。

博物学は貴族の学問。
大英博物館の収蔵品は、植民地からの略奪品とも言えます。当時はまだ、奴隷制度もありました。
しかし、ダーウィン一家は自由思想の持ち主であり、彼自身奴隷制度に反対で、奴隷たちとも対等に付き合っていました。
人間と他の生物とを連続したものと見る進化論は、彼が育った自由な思想的風土から生まれたものだったのです。

ダーウィンといえば、やはり進化論の着想を得た軍艦ビーグル号での航海が思い出されます。旅のハイライトは、なんといってもガラパゴス諸島
巨大なゾウガメウミイグアナリクイグアナ、多種多様なクチバシをもったフィンチが有名です。9月24日放送のNHKの番組「ダーウィンが来た!」では、カツオドリの血を吸うバンパイア・フィンチが登場して、びっくりしました。
カラー新書ですから、ガラパゴスの珍しい動物たちの数々の写真を期待…しましたが、図鑑ではありませんので、動物たちの写真はそれほど多くはありません。
まあ、ビーグル号の航海はダーウィン73年の生涯のうち、5年ですから…

(9月26日読了)




posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然科学交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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