2007年06月26日

新型プリウス、発売延期。

【次期プリウス】最新スクープはこちら

不純文學交遊録の検索ワードで非常に多いのが「プリウス」。しかも新型(3代目)の情報を求めて訪れているようです。
ご来訪者のみなさま、スミマセン…記事が古いままでした。
最近、新型プリウスをめぐって重大な報道がいくつかありましたので、まとめてみます。

このところ騒がしいのが日刊工業新聞です。

まずは5月28日の一面トップ記事。
「来年発売予定の次期プリウスへのリチウムイオン電池搭載を断念」
相次ぐパソコン用リチウムイオン電池の発火事故を受け、安全性に不安の残るリチウムイオン電池の採用を見送ったとのことです。
しかしながら、トヨタはハイブリッド車へのリチウムイオン電池搭載に向け、厳しい安全検証を繰り返しているはず。電機メーカー各社も、自動車用リチウムイオン電池の生産に大規模な設備投資をしています。
また限定100台とはいえ、日産自動車が2000年に発売したティーノ・ハイブリッドはリチウムイオン電池を搭載していました。

これは好調な現行プリウスの販売に水を差さないためのガセネタか…とウラを読んでいたところ、6月15日に衝撃的な記事が。
トヨタ自動車、新「プリウス」の発売を半年間延期
2008年10月に予定されていたプリウスのフルモデルチェンジが、2009年春に延期されたと報じられたのです。
当初計画されていたリチウムイオン電池の採用が、従来のニッケル水素電池を継続することになり、車体設計の変更が生じたとのこと。
リチウムイオン電池と同等の性能をニッケル水素電池で実現しようとすると、バッテリーサイズを大きくせざるをえません。そうなるとトランクスペース等に影響が出てきます。

さらに追い討ちをかけるような記事が、6月18日
ホンダ、新型HVへのリチウムイオン電池採用を先送り
ホンダが2009年に発売を予定している新型ハイブリッド専用車(おそらくフィットクラスの小型車)も、リチウムイオン電池の採用を見送ったのです。

これで3代目プリウスのリチウムイオン電池不採用は確実…
プリウスにはハイブリッド車を普及させる使命がありますから、安全性のみならずコストの問題も大きかったと思われます。
ただ「プリウス=先駆け」を名乗るからには、実験的な新技術を果敢に採用してもらいたいものです。




6月23日日本経済新聞には、こんな記事がでました。
トヨタ、09年にハイブリッド新専用車・プリウスに続く第2弾
これはプリウスよりも上級のハイブリッド専用車として自動車雑誌で報じられている『SAI』のことでしょう。2.4g直4エンジン+モーターで、今はなきプログレ・ブレビス・アルテッツァの後継に位置づけられる小型高級セダンのようです。まさかこれがトヨタのリチウムイオン電池搭載第一号車?

【不純文學交遊録・過去記事】
続報…新型プリウス?「ハイブリッドX」
新型プリウス?「ハイブリッドX」
ハイブリッドは世界を制すか


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 23:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 不純自動車交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰いたしておりました。
次期プリウスの発売が延期とは、まったく
知りませんでした。
先日の新聞では、ハイブリッド車が事故を
起こしたときに、感電を防止する安全対策
強化のことも載ってましたね。
それも大きな設計変更になるかもしれませんね。
現行車より重量軽減にならなかったら、燃費は
変わらないかもしれません。それでは何のための
三代目か判らないので、なんとかして欲しいものですね。
Posted by Nitta at 2007年07月10日 20:21
Nitta様

今回のニュース・ソースは『日刊工業新聞』ですが、信憑性は…「?」
ガセネタであることを願います(笑)

6月26日発売の『CARトップ』2007年8月号には、次期プリウスの予想イラストとともに、リチウムイオン電池ではなくニッケル水素電池を継続するようだと書かれています。
↓『CARトップ』表紙画像
http://response.jp/issue/2007/0628/article96289_1.images/147533.html

プリウスのモデルチェンジとなるとハイブリッドシステムにばかり目が行きますが、新型エンジン&プラットフォームへの移行や現行型で不満の多い後席ヘッドルームの改善など、普通のクルマのモデルチェンジで当然なされるべき項目もありますから、バッテリーがニッケル水素電池のままであっても意味のないモデルチェンジにはならないと思います。
とりわけ欧州市場で成功するには、高速性能の向上が求められるでしょう。個人的にはリダクションギアの採用を期待しています(LS600h、GS450h、エスティマ、ハリアー、クルーガーには採用済)。

プリウスはもはや「公道実験車」ではなく「ハイブリッドのカローラ」なわけですから、先進性よりも信頼性と生産性が重視されるのは致し方ないことでしょう。

車検時期や補助金の関係で、モデルチェンジ延期を喜んでいる方も意外と多いかもしれません(笑)

Posted by 管理人 at 2007年07月11日 21:57
 管理人さま、お世話になります。こちらのブログから極初期の頃から当方にリンク頂いている、車関連のブログを作成している者です。自分のブログにはちょっと書けないことであり(笑)、たまたま管理人様がハイブリッドにお詳しい方だったので、こちらにコメントさせていただきます。

 世界市場で見ると、欧州勢のクリーンディーゼル攻勢はなかなか凄まじいものがあります。私自身も欧州でクリーンディーゼル乗用車に乗りましたが、確かにMT車でかつ時速100〜120km/hでの定速走行なら、2000ccクラスでも20km/lは軽く達すると思います。そのぐらいクリーンディーゼルは本当に燃費が良く、しかもターボなので低速トルクにも優れ(ただし低速走行時にエンジンがうるさかったのは難ですが)、将来的には世界市場ではハイブリッドよりもクリーンディーゼルが主流になると私は見ています。北米市場ではGMやアメリカフォードがハイブリッドにかなり熱心なので、アメリカ人の嗜好も含めて考えるとディーゼルが主流になるかどうかはまだ読めませんが…

 ようやくトヨタがプラグインの公道試験を始めるそうですが、次期型プリウスがリチウムイオン電池に手を出せず現行型の延長となると、正直に言って辛いですね。
 アメリカ人に言わせれば「GMはもはやハイブリッド戦略で失うものなどないから、トヨタが失敗を恐れてニッケル電池を用いている間にGMがリチウムイオン電池を実用化してハイブリットと世界一の座をトヨタから奪い返す」ですし、ドイツ人に言わせれば「ハイブリッドなどは過渡技術でしかなく、BMWが用いるストップ&ゴー時のみの限定的アシスト+クリーンディーゼルこそが最も高効率」ですし、中国人に言わせれば「最終的には中国国産の自主開発ディーゼルで省エネ対策を進める」ですし………トヨタのハイブリッド戦略も実際のところ四面楚歌で、かなり辛いのではないかと考えます。

 私自身は次期プリウスよりもホンダの次期ハイブリッド専用車の方が興味深いのですが、いずれにせよ、日本産まれのモーターハイブリッド技術の将来性についてはなんとも不透明な状況だと思っています。
Posted by arimadidi at 2007年07月20日 16:58
arimadidi様、いらっしゃいませ。

2007年7月15日の日本経済新聞より
http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007071500111b1
トヨタはリチウムイオン電池を、2009年をメドに量産するそうです。
これは次期プリウスのことでしょうか、それとも全くの新型車(SAI?)でしょうか…
次期(3代目)プリウスを特別なクルマではなく、普通のクルマとして世界中に普及させるのならば、信頼性と生産性を重視してニッケル水素電池を継続するのもひとつの選択でしょう(信頼性が未知数のリチウムイオン電池は、少量生産の上級車種から採用して…)。

私は現在プリウスに乗っていますが、高性能ディーゼル車にも乗ってみたいですし、ハイブリッドかディーゼルかの二者択一論には与しません。
ディーゼルは最も熱効率の高い動力源であり、原油からガソリンを精製すると同時に軽油も生まれますから、ガソリン車とディーゼル車の共存が石油の有効利用です。
将来的にはガソリンのクリーンさとディーゼルの燃焼効率を両立し、多種の燃料にも対応したHCCIエンジンが実用化されるでしょう。究極は、HCCIハイブリッドでしょうか。

ハイブリッドの利点は、エンジンの効率が悪い領域をモーターでアシストすることで燃費を向上させることです。モーター走行によって(一定距離内なら)騒音・排気ガスを出さないで走れることも挙げられます。
欠点は、エンジンと燃料タンクに加えてモーターとバッテリーが必要になるため、重量増・コスト増・スペース効率の低下を招くこと。また複雑な制御システムも必要とします。
私は(ガソリン・ディーゼルに関わらず)モーター内蔵トランスミッションで、発進時のアシストとアイドリングストップを実現する「簡易ハイブリッド」は有望ではないか思います。

トヨタがレクサスLSにハイブリッドをラインナップするのは、燃費だけが理由ではなく、VIPの送迎時に排気ガスを出さずに無音で乗り付ける、パフォーマンス効果も狙っているのでしょう。
トヨタはハイブリッドを、ガソリン・ディーゼル・燃料電池など多様な動力源と組み合わせられるシステムとして開発していますから、たとえ現在の「ガソリン+モーター」方式が過渡的な存在に終わったとしてもダメージはないと思います。

世界一クリーンなディーゼル(CVCC以来の快挙!)を実現したホンダには敬服します。
しかも世界で唯一、ハイブリッドでトヨタに対抗できるメーカーです。エンジンが主・モーターが従のハイブリッド・システムにはエンジン屋のこだわりが感じられますし、トヨタのTHSよりコンパクトです。ハイブリッドスポーツカーには大いに期待したいですね。
ホンダで残念なのは、国内市場がミニバン中心で、海外の魅力的なモデルが日本で乗れないことです。
Posted by 管理人 at 2007年07月21日 01:15
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