2007年12月14日

THE LEGEND IS REAL.(前編)

ようやく書けます…
すでに数多くのBlogで語られてきたであろう、NISSAN GT-R

基本的に何か読まない限り更新しないのが『不純文學交遊録』です(笑)
ニューモデル速報『GT-Rのすべて』を購入しましたので、遅ればせながらGT-Rをめぐって思索してみました。



日産GT-Rのすべて

自動車の国内販売が低迷し、若者のクルマ離れが叫ばれるなか開催された、第40回東京モーターショー。入場者数は前回(151万2100人)に及ばない142万5800人に終わりました。
しかし、連日圧倒的な人気を集めていた一台があります。
THE LEGEND IS REAL. 5年ぶりに復活したGT-Rです。

GT-Rがトランスアクスルを採用するとの情報は、かなり早くから自動車雑誌に報道されていました。フロントエンジンでありながらトランスミッションを後輪の直前に置くトランスアクスルは、前後の重量配分を均等にすることが出来るレイアウトです。
ここで私は疑問が沸きました。
GT-Rといえば4WD。トランスアクスルで4WDを成立させるには、同じ長さのプロペラシャフトが並行して2本走ることになります。これではかなり複雑で、重量面でも不利になると予想されました。もしかして「次期GT-RはFR?」かと思ったり。

ところが実際のGT-Rは、非常に合理的なメカニズムだと知って驚きました。
トランスアクスルの採用で、エンジンの直後に大きなトランスミッションが無くなりました。その結果、エンジンルームに入った空気をスムーズに流すことができるようになり、冷却性能が向上。さらにフロア下に流れた空気は、ダウンフォースを発生します。また、前席の足元が広くなったことでペダルレイアウトの自由度も高まりました。
GT-Rの真髄は、480PSを発生するVR38DETT型ツインターボエンジンでも4WDシステムでもなく、このPMプレミアム・ミッドシップパッケージにこそあったのです。

エクステリア・デザインは、スカイライン時代のGT-Rほどではありませんが、メカニカルな武骨さを感じさせるもの。美しさではスカイラインクーペに敵わないでしょう。しかしCD値0.27と知ってからは、空力の裏付けがあるデザインということで納得させられました。
迫力のあるエクステリアに対して、インテリアにはもっと華やかさが欲しいところ。インテリアに新しさがないことはデザイナー自身が認めており、そのぶん機能性には自信があると語っています。ちなみに「Black edition」の内装色は、欧州市場からの要望のようです。
ボディカラーは全6色ですが、これもオーナーにとっては物足りないところでしょうか。R34のイメージカラーだったベイサイドブルーや、ミッドナイトパープル、ライトニングイエローも似合うと思います。
エンジンルームの見映えはいいですね。最近はどんな高性能車でもプラスチックのカバーで覆われていてツマラナイのですが、GT-Rはエンジン本体のメカニカルな存在を主張しています。

乗り手を選ぶことなく、あらゆる路面条件下で圧倒的な性能を発揮する、マルチパフォーマンス・スーパーカーR35GT-R。時速300kmでも同乗者と会話しながら巡航できるといいます。
GT-R開発の指揮を執ったのは水野和敏氏。ルマン24時間レース参戦をはじめ、レーシングカーの開発に携わってきました。実は水野氏、役員からのGT-R開発指令を一旦断っているのです。その理由については是非とも本書のインタビューをお読みください。水野氏の描く理想のクルマ像が伝わってきます。
つづく

【不純文學交遊録・過去記事】
ときめきを、再び。


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 科学技術交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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