2010年01月18日

KY消費

本日、久しぶりにPCを起動。Windows Updateを更新している間に読みました。
景気が低迷するなか、欲望を喪失した草食系の若者が話題となる昨今。若者は本当に消費しなくなったのか…
「下流社会」「ファスト風土」等の造語で知られる三浦展と、ロストジェネレーション(就職氷河期)世代の原田曜平が、現役大学生の男女を交えて語ります。



情報病

携帯電話やインターネットが普及した現代。「団塊ジュニア」「ロスジェネ」よりもさらに下の世代の若者には、空気を読むコミュニケーションが広がっています。
例えば、海外旅行にはお金がいるので友達に負担がかかる。予定を組むにも、みんなの都合を考えるとなかなか決められない。かといって一部のメンバーだけでは寂しいし、一人で海外へ行っても自慢話にしかならない。だからみんなで近場へ行こうとなる。
景気が悪くてお金に余裕がないのも確かでしょうが、みんなの空気を読む「友達KY消費」が消費全体を縮小させているようなのです。

「あれが好き」「これが好き」と議論するよりも、「あれっていいよね」「だよね」と同調するのが現代若者のコミュニケーションの基本。
みんなが持っているから持つのであって、人が持たない商品や人が知らない知識で差別化することは好まない。だからモノにまつわる文化もまた、衰退してゆく。あとがきで三浦展は「若者よ、もっと孤独になれ」と訴えています。
「空気を読む」という同調圧力に支配される若者たち。自由や個性を尊重する教育環境で育ったはずなのに、実はとっても不自由な世代なんですね。

本書に登場する大学生は幅広いネットワークがあり、たった二人へのインタビューであるが今の若者の全体像が見える(原田曜平のまえがき)というのは、いくらなんでも言い過ぎでは。
もしかしたら「空気を読んだ」受け答えかもしれないのに(笑)

(1月18日読了)★★★★


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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