2010年11月23日

土の中の祈り

11月15日、福井市文化財保護センターの平成22年度企画展「土の中の祈り」(10月30日〜11月21日)を見て参りましたので、ご報告。
福井市内で発掘された遺物から、祭祀にまつわるものを展示しています。

【高柳遺跡】
土偶(縄文時代晩期)
破砕鏡・弓・鍬(古墳時代前期)
人形(平安時代初頭)
墨書土器(平安時代前期)
素朴な造形が好ましい縄文時代の土偶と、患部を欠損させて病気の治癒を願った人形(ひとがた)が、全ての展示のなかで最もインパクトありました。

【河合寄安遺跡】
墨書土器・ミニチュア土器(古墳時代中期)
実用品ではなく、祭祀のために作ったミニチュア土器がユニーク。まるでままごとセットみたい。古墳時代中期の墨書土器は全国初で、福井県内では最古。

【伝田谷寺跡】
埋納銭(室町時代後期)
田谷寺は、現在の大安禅寺の前身となった寺。11万6千枚もの埋納銭の大部分は支那の北宋銭だが、国産の皇朝十二銭もあり。97枚をひと括りで100文として扱われた模様。中世の寺院は貸金業も営んでいたので、呪術的な意味合いではなく、単なる備蓄銭だったのかも。

【福井城跡】
舟形木製品(江戸時代初頭)
墨書カワラケ(江戸時代前期)
能「高砂」のカワラケ(江戸時代後期)
徳川親藩・松平氏の居城だった福井城。当時の武家の生活がわかります。

次の企画展は、平成22年度発掘速報展(平成23年2月26日〜3月20日)。

【不純文学交遊録・過去記事】
大陸をみつめた王たち


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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