2011年05月01日

クルマがわかれば世界がわかる

管理人の座右の銘(のひとつ)は「クルマがわかれば世界がわかる」であります。
クルマとは、単なる移動の手段や趣味の一ジャンルに留まりません。
自動車産業の動向は、世界経済を大きく左右します。文明社会の原動力である自動車は、環境・エネルギー問題とも密接です。
デザインは消費者が自動車を選ぶ際の重要な要素であり、一台のクルマの造形には生産国の歴史や文化が色濃く反映されています。また、F1やWRCなどのモータースポーツには根強い人気があります。
クルマについて知ること考えることは、政治・経済・社会・科学・芸術・スポーツなど幅広い分野の知に目を向けるきっかけとなるのです。

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そんな私の主張に同意するかのような一冊が出ました。
1945年から2010年までの日本の現代史を、毎年3ページずつ、その年を代表するクルマとともに振り返ります。
戦後の復興と高度経済成長とともに発展した日本の自動車産業。70年代にはオイルショックと排気ガス規制という逆風に見舞われるものの、80年代には世界一の自動車生産国となり、性能面でも欧米の名車と渡り合える車種も現れました。バブル崩壊後は合理化と世界的な自動車メーカー再編の嵐が吹き荒れ、21世紀に入った現在、地球環境を考慮した持続可能なモビリティ社会の構築が求められています。

本文は300ページほどですが、当初の原稿は3倍もの分量があったそうです。詳細に論じるクルマが1年に1車種だけでは、ちょっとボリューム不足。特に1989年〜90年は、日本車が世界レベルに到達したエポックメイキングな年ですから、特別扱いしても良かったような…
ちなみに1989年はGT-Rが復活した8代目スカイラインに、デザインの評価が高い4代目フェアレディZ、世界の高級車市場に打って出た初代セルシオとインフィニティQ45、世界で最も売れたスポーツカーとしてギネスブックに認定された初代ロードスター、今日のスバルの礎を築いた初代レガシィなどがデビューしています。
1990年には本格スポーツカーNSX、FF車の走りを極めた初代プリメーラ、革新的なレイアウトのミニバン・初代エスティマが登場しました。日本カー・オブ・ザ・イヤーは初代ディアマンテが受賞、税制改正によって3ナンバー車が普及したのもこの年でした。
クルマの資料としては物足りませんが、戦後日本の事件や世相・流行を振り返るのには便利な一冊です。

(3月21日読了)★★★


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・思想交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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