2011年05月03日

うげらぽん!

これまでメフィスト賞作家を追いかけてきましたが、失礼ながら生理的に受け付けない作風の作家さんもいらっしゃいます。
例えば、やたらとルビを振った文章が目障りで、とても読むに堪えないのが古野まほろ。女子バレー部と書いて「じょしばれ」と読ませる「厨2」なセンスも、ちょっと…

【送料無料】群衆リドル

【送料無料】群衆リドル
価格:1,890円(税込、送料別)



しかし、これなら読めそう。
「雪の山荘、謎めいた招待状、犯行予告、密室、ダイイング・メッセージ、名探偵など、本格ミステリのあらゆるガジェットを駆使」したという新作『群衆リドル』。出版社のキャッチコピーを読む限り、正統派のミステリではありませんか。

浪人生・渡辺夕佳のもとに、大日本帝国政府の迎賓館「夢路邸」で催される祝宴の招待状が届きます。差出人は外務省大臣官房儀典長の鳳林寿太郎。夢路邸の所有者でもあります。
祝宴に招待されたのは大学病院の医師に、その教え子である研究者、新聞社の科学論説委員、元警察官の探偵、消費者金融の支店長、そして京都の女子高校生。面識のある者同士もいますが、見事にバラバラの顔ぶれ。しかも彼らに送られた招待状は、すべて差出人が異なっていました。夕佳の招待主である鳳林もまた、外務省の部下によって招待された宴客のひとりに過ぎなかったのです。
探偵役は夕佳の先輩で、天才ピアニストの八重洲家康(これまた大層なお名前)。吹雪のなか、陸の孤島と化した迎賓館で起こるマザーグースに見立てた連続殺人。全く無関係に思われた被害者たちを、ひとつに結ぶものは何なのか。

副題は「Yの悲劇’93」となっていますが、エラリー・クイーンの作品を読んでいる必要はありません。
密室殺人のトリックや、登場人物をひとつに結ぶ事件は、かなりトンデモ。それでも普通に読めて普通に楽しめる作品ではないかと思います。
普通に読めるとは言っても、そこは古野先生。意味不明なセリフ多し。「うげらぽん」ってなに…(笑)

(4月18日読了)★★★★


posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。