2011年07月01日

絶滅危惧少女

オンライン書店ビーケーワンのメールマガジンで知った、荻原規子のファンタジー小説『RDG』(レッドデータガール)シリーズ。
レッドデータといえば、動植物の絶滅危惧種を意味します。稀少な動植物を採集・保護して未来へと遺す物語かな…と思いきや、バリバリの横文字タイトルにも関わらず、日本の神話・民俗世界をベースにした和風ファンタジーなんだとか。『角川銀のさじ』シリーズというジュブナイル向けレーベルの作品ですが、これは是非とも読んでみたくなりました。

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世界遺産に登録された熊野古道に建つ玉倉神社。
鈴原泉水子は、宮司である祖父と一緒に暮らしています。父はIT企業のプログラマーで、2年前にシリコンバレーへ渡って帰国することは稀。母は警視庁公安部で潜入捜査に従事しているため、なかなか連絡が取れません。
玉倉神社は標高千メートルもの山頂近くにあり、中学校への通学は黒塗りのセダンでの送り迎え。通学に時間がかかるので部活動に入ることができず、同級生の家に遊びに行ったこともありません。泉水子は、生まれてから一度も山を下りたことがないのです。

そんな泉水子が中学3年生になり、修学旅行の季節がやってきました。
生まれて初めて山を下り、大都会・東京へと向かいます。
泉水子は極度の引っ込み思案で、運動が大の苦手。パソコンや携帯電話も使えません。まるで現代に迷い込んだ古代人のような泉水子ですが、実は電子機器をフリーズさせる特殊な能力があるようです。
泉水子のもつ特殊な能力の正体とは、そして彼女の家系に秘められた謎とは…

荻原規子は『勾玉』シリーズなど、日本神話を題材にした物語を得意とする作家。
『RDG』シリーズは2008年から年1作のペースで刊行されてきましたが、今年は5月の第4作に続いて、秋には第5作も出る予定。さらには大人の読者を狙っての(?)文庫化も始まるなど、一大攻勢を掛けてきています。今年下半期は『RDG』シリーズが、出版界を席巻しそうな予感。
第1作『はじめてのお使い』は、これから始まる物語のあらましという感じ。この先どんな展開が待ち構えているのか、とても気になります。

(6月16日読了)★★★★





posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 文学・小説交遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
絶滅危惧少女って面白い!

レッドデータガール・・・、確かにそうですね。
山伏も実はレッドデータ?

そして作者の荻原さんがイチバンのレッドデータかな。
だって代わりの方はいらっしゃらないですし。

文庫化されてかなり反響があるらしく、いろんなサイトで
さらに記事が増えてきていますね。
その中でもちょっと違う目線のものを・・・。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

荻原さんの事を・・・
 教養と冒険心が合体した、森羅万象を網羅するような深さ
と書いてありまして、興味深いところです。

2巻も速やかにお願いしたいところですね〜。
Posted by アンゴラ at 2011年07月10日 21:29
アンゴラ様、いらっしゃいませ。
管理人は講談社の青い鳥文庫を買っていたことがありますので、児童書を読むのに抵抗はありませんが、文庫化で大人も読みやすくなりました。文庫の第2巻は12月のようです。今後、角川グループお得意のメディアミックス(映画化・アニメ化)があるのか気になります。

リンク先、目線が違いすぎて意味不明です…
Posted by 管理人 at 2011年07月10日 23:11
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