2008年05月25日

フレンチトーストピクニック2008

5月25日、フレンチトーストピクニックが福井県あわら市で開催されました。
フランス車を中心に全国各地から古いクルマ・珍しいクルマが集まるイベントで、今年で第9回目。

今回の主役は、生誕60周年となるシトロエン2CVです。
1948年に誕生した2CVは、空冷水平対抗2気筒エンジンを搭載した前輪駆動車。
独特のスタイリングから当初は「醜いアヒルの子」と揶揄されましたが、シンプルで合理的な設計、経済性、耐久性が高く評価され世界的ベストセラーカーとなりました。
ドイツのフォルクスワーゲン、イギリスのミニと並ぶ、歴史に残る大衆車の傑作です。
会場には色とりどりの2CVをはじめ、シトロエンの歴代モデルが集まりました。
シトロエンは現在に至るまで、前衛的なスタイリングと独特の技術を採用したクルマを世に送り続けています。

会場では他にも、俳優の夏木陽介さんが所有する1931年式A型フォード、スーパーカーブームを担ったディーノ246GTなどが観客の注目を集めていました。

写真は不純文學交遊界にUPしました。

不純文學交遊館・第9回フレンチトーストピクニック


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2008年05月18日

デジタル地球儀

地球の気温や海流の変化を映し出す「デジタル地球儀」を体感しました。
スケールは1000万分の1。考案したのは、文化人類学者の竹村真一氏(評論家・竹村健一氏の長男)です。
デジタル地球儀が設置されているのは、福井市のエコライフプラザ。5月18日、デジタル地球儀を使って地球環境について解説するデジタル地球大学が開催されました。

「光環境と植物進化」をテーマに、福井大学医学部の吉井裕准教授(生命物質科学)が講演。
地球に植物が誕生し、植物が酸素を放出したことでオゾン層が形成され、生物の陸上進出が可能となりました。かつて二酸化炭素が大部分を占めていた地球の大気が、植物によって大きく変えられたのです(ある意味、大規模な環境破壊)。
私たちは「地球にやさしく」するのではなく「人間と現生動植物にやさしく」すべきだと、吉井さんは持論を語りました。

地球温暖化については、人類が排出するCO2の増加によると考えられているが、地球の気温上昇によって海洋が放出するCO2が増えることも併せて解説しました。
地球温暖化をすべて人為的なCO2増加のせいにするのも、すべて自然要因だとするのも、両極端な説はどちらも「怪しい」と言う吉井さん。ただ、産業革命以降の気温上昇と大気中のCO2増加は相関しており、人類の文明活動が地球温暖化に寄与していることは間違いないとの立場でした(1970年代の寒冷期については触れず…)。

デジタル地球儀が示す気温の上昇は、南半球のほうが北半球よりもずっと緩やかでした。南半球の気温上昇が緩やかなのは、人口が少ないので人為的な影響が出にくいのか、あるいは北半球よりも海洋面積が広いからなのか、理由はよく判らないそうです。
東京などの大都市で気温を測定することは、ヒートアイランドの影響があって適切ではありません。また、平均気温の観測地点に偏りがあることも否定できないようです。

今回の講演は、地球史的な視点で環境問題を捉えていたことと、地球温暖化を中立的に解説していたことで、非常に共感できる内容でした。
デジタル地球大学は毎月第3日曜日に開講されていて、参加は無料(申込不要)です。
でも、駐車料金が高かった…

【不純文學交遊録・過去記事】
マイナス6%の覚悟
地球の現代史・不確かな真実V
不確かな真実U
不確かな真実
悲観も楽観も、いけません。

        
ラベル:地球温暖化
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2008年05月06日

御田植え祭り

【ゴールデンウィーク歴史探訪〜後編】
5月5日、午後は敦賀市へ。

otaue4.JPG

敦賀市沓見(くつみ)の「御田植え祭り」を見物しました。
男宮の信露貴彦(しらきひこ)神社と女宮の久豆彌(くつみ)神社の御幣が集落を練り歩き、その後両社で王の舞・獅子舞などを奉納します。舞い手は小学生です。
若狭湾周辺は、各地に王の舞が継承されていることで知られます。
敦賀の地名の由来は、意富加羅国の王子・都怒我阿羅斯等(ツヌガアラシト)の渡来伝承。信露貴彦神社と新羅の関係が気になります。

敦賀まで来たので、以前から興味のあった場所を訪問しました。

seimei1.JPG

敦賀市中心部にある晴明神社
その名の通り、陰陽師・安倍晴明ゆかりの地です。晴明が使ったという祈念石があります。

kanegasaki1.jpg

そして金崎宮金ヶ崎城跡
金ヶ崎城は南北朝時代に南朝方の拠点となった城。金崎宮は戦乱の犠牲となった後醍醐天皇の皇子・尊良親王と恒良親王を祀っています。
戦国時代には織田信長が朝倉軍と浅井軍の挟撃に遭い、織田軍の殿(しんがり)を努めた木下藤吉郎(豊臣秀吉)が信長の窮地を救います。そこから金崎宮は難関突破祈願の神社なんだとか。
尊良親王墓所見込地の碑を撮影した後、急に足が重くなったので、慌てて戻って碑に手を合わせました(写真は破棄)。多分、疲れていたんでしょう(笑)
山頂を目指さずに駐車場へ引き返したおかげで、激しい雨に遭わずに済みました。

写真は『不純文學交遊界』にUPしました。
不純文學交遊館・沓見 御田植え祭り


ラベル:王の舞
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2008年05月05日

クラシックカーミーティング

【ゴールデンウィーク歴史探訪〜前編】
5月5日、福井市で第1回福井クラシックカーミーティングが開催されました。

今回参加したのは、昭和63年までに生産された車両(およびその同型車両)約50台。
日本の高度経済成長を支えた名車たちです。
会場には1970年代のヒット曲が流れ、昭和に思いをはせるイベントとなりました。
(4月29日「昭和の日」に開催したら、さらに雰囲気が出たのでは?)

写真は『不純文學交遊界』にUPしました。
不純文學交遊館・福井クラシックカーミーティング


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2008年03月30日

恐竜研究最前線(後編)

3月23日に福井県立恐竜博物館で開催された、国際恐竜シンポジウム2008
後半のパネルディスカッションでは、一般聴衆からの質問にも答えました。

Q.恐竜は何種類見つかっているのか?

A.現在1,200種が記載されているが、そのうち確実なのは900種くらいだろう。哺乳類は現存するものだけで4,000種類以上もいる。当時の地球環境は、現在くらいは豊かだっただろう。恐竜の時代は1億年以上も続いたから、トータルでは何千種類もいたはずだ。
フィリップ・カリーさん)

Q.最大の恐竜はどれくらいか?

A.化石から体重を推定するのは難しいが、アルゼンチンで発見された最大の恐竜は約100t。体重を支えることができる足の強度を考えると、陸上生物の体重の限界は150t。まだまだ大きな恐竜の化石が発見される可能性はある。
(国立科学博物館・冨田幸光さん)

Q.恐竜が鳥に進化したのはどのような環境に適応してか?

A.これは非常に難しい。恐竜以前にも、飛べはしなかったが滑走する爬虫類はいた。将来は人間も空を飛べるように進化するかも(笑)?
(フィリップ・カリーさん)

討論の中心となったのは、モンゴル科学アカデミーのリンチェン・バルスボルトさんと董枝明さんでした。
特にバルスボルトさんは冗舌で、恐竜の大きさについて解説する冨田さんに「あの人は小さい生き物が専門だよ」と英語でツッコミを入れていました。
かつて巨大恐竜がカバのように水に浸かって生活している想像図をよく見かけましたが、董さんによるとディプロドクスの尾は水面を叩くような形状にはなっていない(=水棲ではない?)そうです。

パネルディスカッションは、司会進行がスムーズでなかったのが残念。
司会者が「恐竜博物館は、化石産地をどう展示に生かすべきか」と先生方ひとりひとりに尋ねましたが、どう考えても一般ウケする質問ではないし、先生方のノリもイマイチ。博物館の職員としては重要な質問なんでしょうけどね(笑)
一般聴衆との質疑応答は楽しめました。
自分以外の人がどんな疑問を持っているか非常に興味がありましたが、恐竜はなぜ絶滅したのかとの質問は、あまりにも定番すぎるせいか出ませんでした。


     
ラベル:恐竜
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2008年03月23日

恐竜研究最前線(前編)

一億年以上にわたって地球を支配した、恐竜。その進化や絶滅は多くの謎に包まれ、人々の好奇心を刺激します。
現在、日本でも次々と恐竜の化石が発掘されています。中国では羽毛をもった恐竜の化石が発見され、恐竜から鳥類への進化プロセスが注目されています。
大きく進みつつある東アジアの恐竜研究。3月23日、国際恐竜シンポジウム2008に行ってまいりました。会場は福井県立恐竜博物館。日本最大の恐竜化石の産地、福井県勝山市にあります。
国内外から著名な研究者が集まりました。同時通訳のシンポジウムに参加するのは今回が初めてです。

恐竜博物館の写真は、不純文學交遊界をご覧ください。

中国科学院の董枝明(ドン・チミン)教授。
中国の恐竜研究の第一人者で、テレビで何度かお見かけしたことがあります。中国語で話すのかと思ったら、流暢な英語でした。
マメンチサウルスなどの中国で発掘された竜脚類(大型草食恐竜)の化石をスライドで紹介。
近年、タイや韓国でも恐竜化石の発掘が盛んなんだそうです。後半はアジア各国で化石産地に建設されている、恐竜公園についてお話しされました。

カナダ・アルバータ大学のフィリップ・カリー教授。
ティラノサウルス・レックスに代表される獣脚類(肉食恐竜)研究の世界的権威です。
恐竜の体は一生大きくなり続けたというイメージがありますが、ティラノサウルスは10歳代に急成長し、寿命は長くて28歳くらいだったそうです。意外と短い?
恐竜の年齢や成長ペースは、骨の断面(木の年輪のようになっている)でわかります。

福井県立恐竜博物館の東洋一副館長。
勝山市で恐竜化石の発掘を続けてきました。
数多くの発見をもたらした手取層郡(福井県・石川県・富山県・岐阜県にまたがる白亜紀前期の地層)は岩盤が非常に固く、重機で岩を砕いての作業となります。岩石から化石を取り出すクリーニングも大変。
岩盤が比較的軟らかいモンゴルや北米の研究者がうらやましいのだとか。

地元の新聞やテレビは「大盛況だった」と報道するのでしょうが、日曜日の午後で入場無料・予約不要の割には空席が目立ちました(笑)
博物館そのものは、駐車場に県外ナンバー車が多く見られ、結構賑わっています。

【不純文學交遊録・過去記事】
スーパーサウルスは存在し得ない?!…U
スーパーサウルスは存在し得ない?!
図鑑の誘惑

福井県立恐竜博物館
ラベル:恐竜
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2007年09月23日

古代史の謎・継体天皇U

それは王朝交代だったのか?
巨大な埴輪群に彩られた古墳の主は彼なのか?
9月23日、継体天皇即位1500年を記念した「越の国シンポジウム2007」に参加いたしました。

【会場】
ハートピア春江(福井県坂井市春江町)
【コーディネーター】
狩野久(奈良文化財研究所名誉研究員)
【パネラー】
山尾幸久(立命館大学名誉教授)
森田克行(大阪府高槻市教育委員会)
中司照世(元福井県埋蔵文化財調査センター所長)
冨永亮一郎(郷土史家)
【特別講演】
伊藤俊也(映画監督、福井市出身)

冨永亮一郎氏;
地元(坂井市)代表。すべてが史実に基づいているわけではないとしながら、越前開闢の祖・継体大王の治水伝承を紹介。
森田克行氏;
天皇陵を掘った男。真の継体陵とされる今城塚古墳の発掘を主導。調査の結果、古墳の盛り土は桃山時代の伏見大地震で崩落したことが判明。あの壮大な埴輪の配列は、殯の儀式を再現したものであるとする。
中司照世氏;
北は山形から南は宮崎まで全国各地の古墳を踏破。考古学者であるが、記紀の伝承との整合性も踏まえながら古墳の被葬者を推理している。大王陵クラス古墳は、大きさよりも三段築造と葺き石があることが条件だという。
山尾幸久氏;
継体朝の成立には百済の支持もあった。古事記を引用し、継体大王は近江(滋賀県)から擁立されたと主張。それなのに福井県のイベントにたびたび招かれるのが目下最大の謎なんだとか(笑)

討議では、狩野氏が「真の継体陵は今城塚古墳。それならば宮内庁が指定する継体陵(太田茶臼山古墳)の被葬者は誰なのか?」と、一番期待していたツッコミをしてくださいました。質問を向けられた森田氏は「被葬者は継体の曽祖父・意富富等(オオホド)王と思われる」と回答。
ヤマト朝廷統一以前に「地域王国の時代」はあったのかとの問いには、中司氏のみが明確に否定。各地の首長墳は、ヤマトの様式に則っているとのこと。

特別講演の伊藤監督は「継体はやはり越前出身」「(継体の曽祖父)オオホド王は天皇でもないのに、あんな巨大な古墳に葬られるはずがない」と、学者先生に負けじと熱弁を奮いました。

今回のシンポジウムは、6月に亡くなられた門脇禎二氏をお迎えするはずでした。ご冥福をお祈りします。

【不純文學交遊録・過去記事】
古代史の謎・継体天皇
天皇陵、発掘。
ノブレス・オブリージュ
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2007年09月16日

長畝日向神楽

9月15(土)16(日)の両日、福井県坂井市の長畝八幡神社に奉納された、日向神楽を鑑賞いたしました。

日向の名が示すように、舞人が天岩戸神話を演じるものです。
二日間の演目がすべて終わると、拝殿の御幣が世の平安と五穀豊穣を願って参会者に配られます。
昨年は最後までいなかったので御幣をいただけませんでしたが、今年は持ち帰ることができました。

舞人さんたちの一糸乱れぬ素早い動きには、感嘆いたします。近くにお住まいの方は、是非一度ご覧になってください。

【不純文學交遊録・過去記事】
日向神楽

昨年の写真は不純文學交遊館をご覧ください
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2007年01月23日

古代史の謎・継体天皇

今年は第26代天皇・継体天皇が、507年に河内国の樟葉宮で即位してから1500年になります。
継体天皇は第15代応神天皇五世の孫とされ、第25代武烈天皇が後嗣なく崩御したことで、越前国(近江国説もあり)から擁立されました。
しかし先代天皇との血縁が無く、即位後20年も大和に入らなかったことから、これを王朝交代であるとの見方があります。
ヤマト朝廷成立の謎を解く鍵を握る、継体天皇。
福井県にある継体天皇ゆかりの地を散策して、不純文學交遊界にUPいたしました。

不純文學交遊館「古代史の謎・継体天皇」
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 00:34| Comment(82) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

日向神楽

人知れずひそかに更新されている『不純文學交遊界』。
9月16・17の両日、天岩戸神話を題材とした「日向神楽」を観てまいりました。
場所は、福井県坂井市の長畝八幡神社です。
日向神楽が、なぜ福井に?
それは日向延岡藩主の有馬氏が、越前丸岡藩に移封となった際、日向神楽も一緒に持ち込んだからです。
興味のある方は、お立ち寄りください。
posted by 【電脳呆人】不純総合研究所 at 23:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 書を捨てて街へ出る会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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